住宅ローンの団信をわかりやすく解説!仕組みと4つの注意ポイント

住宅ローンを検討していると
『団体信用生命保険(団信)』という
名前をよく目にしますよね。

団体信用生命保険とは、
住宅ローンの返済中に契約者が
死亡または高度障害状態になったときに
備えられる保険のことで、
住宅ローンを利用するためには
必須加入となっています。

万が一のときには契約者の代わりに
保険会社が住宅ローンの残高を
支払ってくれるため、
遺族に住宅ローンの返済が残りません。

そんな団信ですが、
✔︎ 実際のところどういう仕組みなのか
 いまひとつよくわかない
✔︎ 一般的な生命保険と何が違うの?
✔︎ 注意ポイントは?

こういう疑問を持ちながら
検討している人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、10年近く実際に
案内をしてきた経験を踏まえて、
お住まい探しが初めての人にも
わかりやすいように団信の仕組みや
注意点について解説します。

▼動画で確認したい方はこちら▼

 

〈目次〉

団体信用生命保険とは?

団体信用生命保険(団信)とは、

  • 住宅を購入する際の、ローンに附帯する保険
  • 基本は債務者が死亡、または
    高度障害になったときなどに、
    その保険金でローンの残債が完済される。
  • 疾病特約付きの保険に入ることでがんなどもカバーできる
  • 完済された後はローンの返済が不要になる
  • 民間金融機関では団信の加入が義務付けられている
  • 住宅金融支援機構のフラット35では任意

上記のようなものになります。

つまり、
ローンの契約者が亡くなるなどのことがあっても、
残されたご家族にローンの支払いは残らないけど、
家にはそのまま住み続けられるということですね。

【参考】高度障害とは

  1. 両眼の視力を全く永久に失ったもの
  2. 言語またはそしゃくの機能を
    全く永久に失ったもの
  3. 中枢神経系または精神に著しい障害を
    残し、終身常に介護を要するもの
  4. 胸腹部臓器に著しい障害を残し、
    終身常に介護を要するもの
  5. 両上肢とも、手関節以上で失ったか
    またはその用を全く永久に失ったもの
  6. 両下肢とも、足関節以上で失ったか
    またはその用を全く永久に失ったもの
  7. 1上肢を手関節以上で失い、かつ、
    1下肢を足関節以上で失ったか
    またはその用を全く永久に失ったもの
  8. 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、
    1下肢を足関節以上で失ったもの

出典:auじぶん銀行住宅ローン「全傷病団信(がん50%保障プラン)Ⅱ 被保険者のしおり」

団体信用生命保険の仕組み図

団信は債権者である銀行等を保険契約者、
および保険金受取人、銀行等から
融資を受けている債務者(住宅ローン利用者)を
被保険者とする保険契約です。

住宅ローン利用者(被保険者)が死亡
または所定の高度障害状態になったとき、
保険会社がローンの残りの分の保険金を、
保険金受取人である銀行に支払い、
銀行はその保険金を債務の返済に充当します。

死亡保障、高度障害保障に加えて、
がんによる所定の状態や3大疾病
(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)による
所定の状態を保障するタイプもあります。

住宅ローンの利用者が、
団信に加入していない場合、
万が一のことが起こったら、
残された家族は住宅ローンの残債に追われて
暮らさなければならなくなります。

万一の際も安心して家族が住み続けるために、
団信は欠かせない存在ですね。

一般的な生命保険との違い

一般的な生命保険と団体信用生命保険は
どちらも生命保険ですが、
それぞれには下表のような違いがあります。

そのほかにも、
死亡時の保険金の取り扱いや
疾病の保障内容の違いがあります。

死亡時のお金の流れ

団体信用生命保険の場合は、
借入者が死亡すると前述の通り、
保険会社から銀行またはローン会社に
残高相当額の保険金が支払われ、
それをもって住宅ローンの残高が清算されます。

借入者のところに入金されることなく
残高がゼロになり、
住宅ローンの契約もなくなるので、
特に相続の手続きは必要ありません。

一方、
一般の生命保険で備えていた場合には、
保険金が借入者の家族(受取人)に支払われます。

その保険金は相続税の対象になります。

また、住宅ローン契約は親族などが
相続して引き継ぐことになり、
相続の手続きが必要です。

保険金の使い道は自由です。
保険金で住宅ローンを完済することもできます。

必ずしも住宅ローンの支払いに
あてる必要はありませんが、
住宅ローン契約を相続した人が
その後も支払いを続けることになります。

団体信用生命保険の種類と注意ポイント

団体信用生命保険には
大きく分けて次のような種類があります。

  1. 特約なしの一般団信
  2. 疾病特約付き
    (3大疾病・8大疾病など)
  3. 夫婦連生団信

特約なしの一般団信

通常の団体信用生命保険では、
「住宅ローンの契約者が死亡
もしくは高度障害状態になったとき」に
住宅ローン残高が0円になります。

基本的にどの金融機関の住宅ローンを
利用する際でも加入しなければいけませんが、
保険料は住宅ローンの借入金利に
組み込まれているため、
別途保険料を支払う必要はありません。
※フラット35や一部の金融機関では任意加入

また、金融機関のホームページ上では
「団体信用生命保険料0円」として
売り出されていることもありますが、
どの金融機関でも通常の
団体信用生命保険料は0円です。

表面的なお得感だけで、
住宅ローンを選ばないように
覚えておいてくださいね。

疾病特約付き団信

一般団信のほかに、
3大疾病・8大疾病・全疾病など
特約付きの団信があります。

3大疾病特約付き団信

3大疾病では、
「がん(悪性新生物)」
「脳卒中」
「急性心筋梗塞」という
3大疾病に対して保障を付けられます。

  • がんと診断された場合
  • 脳卒中や急性心筋梗塞で入院した場合
  • 脳卒中や急性心筋梗塞で所定の状態が
    一定期間続いた場合

こういった条件に該当した際に、住宅ローン残高が0円になります。

具体的な保障内容は金融機関によって異なります。

8大疾病特約付き団信

8大疾病特約付き団信では、
3大疾病保障付き団信に加えて
「5つの疾患(生活習慣病)」に
対する保障が追加されています。

  1. 高血圧症
  2. 糖尿病
  3. 慢性腎不全
  4. 肝硬変
  5. 慢性膵炎

金融機関によってそれぞれ詳しい
保障内容や条件は異なりますが、
「5つの疾患(生活習慣病)によって、
就業不能状態が一定期間続いた場合に
住宅ローン残高が0円になる」という
保障が一般的です。

また、8大疾病で入院し、
所定の条件を満たせば
入院一時金が支給されることもあります。

3大疾病である「がん」「脳卒中」
「急性心筋梗塞」に対する
保障も受けられるため、
返済中の病気やケガに対して
幅広い安心感を得たい方に向いています。

団体信用生命保険の注意ポイント

団体信用生命保険に加入していれば、
住宅ローン返済中の万が一の
ケースに備えられますが、
注意点もいくつか存在します。

内容を理解していないまま
選んでしまったことで、
もしものケガや病気の際に
保障を受けられなかった…
ということの無いように、
次の4つのポイントを知っておきましょう。

  1. 健康状態の告知が必要
  2. 免責事項(故意・申告の誤りなど)
  3. 加入後変更不可
  4. 年齢制限

住宅ローン審査時の健康状態によっては、
団体信用生命保険に加入できない場合があります。

フラット35以外の住宅ローンでは
団体信用生命保険への加入が
義務付けられているため、
団体信用生命保険へ加入できなければ、
住宅ローンを借りることもできません。

診査に影響しやすい要素は、
糖尿病や高血圧症をはじめとした
持病の有無や、直近の治療歴・
手術歴なので、該当する方は注意しましょう。

健康面での不安がある方は、
健康状態への条件が緩和された
『ワイド団信』も検討してみてください。

ワイド団信とは、
通常の団体信用生命保険よりも
引受条件を緩和し、持病や既往症、
または治療中など健康上の理由から、
一般的な団体信用生命保険に
ご加入できなかった方でも
加入しやすいよう設計された
団体信用生命保険です。

多くの場合金利の上乗せが
0.3%ほどありますので、
支払いの計画は改めて
しっかり組んだ方がいいです。

免責事項については
「所定の状態が60日以上
継続した場合に保険金が給付される」
など、特約による
保険金を受け取るためには
支払い条件を満たす必要があります。

さらに、同じような名前の疾病特約でも、
金融機関によっては支払い条件が
異なる場合もあるため、
必ず支払い対象となる条件は
入念にチェックしておきましょう。

また一般の生命保険とは違い、
団信は途中で解約したり
途中から入ることはできず、
ローンを組む時にしか選べませんので、
今入っている生命保険を見直してみたり、
支払いに無理がないかなど、
十分に吟味することが必要です。

年齢についても、疾病特約をつける際には
加入時の年齢や完済時の年齢が
制限されていることが多く、
加入したくてもできない、
もしくは返済期間が短くなるなど、
返済計画に大きく影響することがあります。

各金融機関の商品ごとに詳細は
変わりますので、金利や
表面的な保障条件だけでなく、
細かい部分も確認して
比較検討して選択することが重要です。

団体信用生命保険のまとめ

いかがでしたでしょうか。

団体信用生命保険に加入していれば、
住宅ローン返済中のもしもの事態に備えられます。

住宅ローンは多くの場合
20年~35年という長期に渡る返済です。

数十年に渡る返済の中では、
契約者が亡くなったり、
高度障害になったりするという
確率もゼロとは言えません。

今回紹介した内容をもとに、
団体信用生命保険の保障内容や、
上乗せされる金利などを考慮した上で、
ご自身の希望に沿った住宅ローンを選んでくださいね。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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